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整体を受けても姿勢が戻るのはなぜ?脳と身体から考える「戻らない身体」の作り方

整体を受けた直後は楽になるのに、数日たつとまた元に戻ってしまう。
そんな経験をしたことがある方は少なくないはずです。

「自分の意志が弱いのかな」
「通っても意味がないのかな」
そう感じてしまうこともあるかもしれません。

でも、姿勢が戻ってしまう理由は、意志の問題だけではありません。
身体には、脳が慣れ親しんだ動きや姿勢に戻ろうとする性質があります。

この記事では、なぜ姿勢が戻るのか、その背景にある脳と身体の関係、
そして「戻らない身体」をつくるために必要なことを、
わかりやすくお伝えします。

はじめに

トレーナーの写真

私は長いあいだ、細身で猫背、内股でした。
自信も行動力もなく、まずは姿勢を変えたいと思って整体に通い始めました。

施術を受けると、その日は確かに楽になります。
でも数日後には、また元に戻っている。そんなことを何度も繰り返しました。

そのたびに、「また戻ってしまった」と落ち込みました。
でも今振り返ると、戻っていたのは自分の意志が弱かったからではありませんでした。

脳が、これまで慣れてきた身体の使い方を「普通」だと覚えていたのです。
だから、整えたあとも何度も元のパターンに引き戻されていました。

なぜ姿勢は戻るのか

猫背姿の女性

整体には、筋肉や関節を整えて身体を動かしやすくする力があります。
ただし、整った状態を定着させるには、もう一つ大切な要素があります。

それが、脳と身体の「学習」です。

  • 人は長いあいだ同じ姿勢や動き方を続けると、それを身体の基準として覚えていきます。
  • たとえば猫背や反り腰、内股のような姿勢も、脳にとっては見慣れた状態になります。

すると、施術で一時的に変わっても、日常に戻ったときに身体は元の状態へ戻ろうとします。
これは悪い癖をわざと選んでいるのではなく、脳が「慣れた方が安全」だと判断しているからです。

つまり、姿勢が戻るのは意志の弱さではなく、身体がこれまでのパターンを優先しているからです。

脳が「古い身体」を覚えている

姿勢と脳の認識のズレ

脳は、繰り返された状態を基準にしていく性質があります。
長年続いた姿勢のパターンは、神経の中に深く刻まれています。

そのため、整体で一度整えただけでは、脳の中の「いつもの状態」がすぐには変わりません
身体の外側を整えるだけでは、内側の認識がまだ追いついていないことがあるのです。

たとえば、見た目には姿勢が変わっていても、
身体の感覚としてはまだ「元の姿勢」が正しいと感じている場合があります。

このズレがあると、無意識のうちに元の姿勢へ戻りやすくなります。

だからこそ、姿勢改善には「整えること」だけでなく、「新しい状態を脳に覚えさせること」が必要です。

さらに、身体の感覚そのものが鈍くなっているという問題もあります。

感覚運動健忘(センサリーモーターアムネジア)とは

長時間デスクワークをしている女性

脳と身体のつながりが鈍くなり、感覚と動きの連携がうまく働きにくくなった状態を、感覚運動健忘(センサリーモーターアムネジア)と呼ぶことがあります。

これは、長時間の同じ姿勢やストレスによって起こりやすくなります。

たとえば、こんな状態です。

  • 力を取りようにも抜けない。
  • 深く呼吸したいのに胸の上だけが動く。
  • 肩の力を抜いているつもりでも、すぐに緊張する。
  • どこに体重が乗っているのかわかりにくい。

本人はそれを「普通」と感じていることも多いため、気づきにくいのが特徴です。

「なんとなく身体が重い」「疲れが抜けにくい」と感じる場合は、
こうした状態が背景にあるかもしれません。

良い姿勢を定着させるために必要なこと

緩めるだけの身体と、保てる筋肉を持つ身体のイメージ

整体で身体を緩めることは、とても大切です。
ただし、それだけでは良い姿勢が定着しにくいことがあります。

なぜなら、整った状態を保つためには、その姿勢を支える筋肉や、身体を安定させる使い方が必要だからです。
緩めるだけでは、その場では楽になっても、日常生活の中でまた崩れやすくなります。

たとえば猫背を改善したいとき、背中や胸まわりを緩めることは有効です。
でも、姿勢を支える筋肉がうまく働いていなければ、結局また元のパターンに戻ってしまいます。

大切なのは、

  • 緩めること
  • 保つ力をつけること

この両方をそろえることです。

整体だけで終わるのではなく、その状態を日常で保てる身体にしていくことが、「戻りにくい身体」につながります。

「感じること」から再学習が始まる

身体を変えるとき、最初に必要なのは「正すこと」ではありません。
まずは、自分の身体を「感じること」です。

たとえば、こんな感覚に意識を向けてみます。

  • 足裏が床にどう触れているか。
  • どちら側に体重が乗っているか。
  • 呼吸がどこまで入っているか。
  • 肩に余計な力が入っていないか。
  • 顎や奥歯に力が入っていないか。

こうした小さな感覚に気づくことが、
脳に新しい身体情報を送る第一歩になります。

それが、身体の再学習につながっていきます。

また、ゆっくり動くことも大切です。
速い動きでは見えなかったこわばりや力みが、ゆっくり動くことで見えてきます。

身体の感覚が戻ると、自分自身への見え方も少しずつ変わっていきます。
「どうせ変われない」から、「少しずつ変えられるかもしれない」へ。
その変化は、姿勢だけでなく気持ちにも影響します。

ゆっくりと戻らない身体になっていく

姿勢が良くなった女性のイメージ

変化は、最初から大きく現れるわけではありません。
多くの場合、小さな感覚の変化から始まります。

  • 朝起きたときの肩の重さが少し違う。
  • 「今、力が入っていた」と気づける。
  • 呼吸が少し深く入るようになる。
  • 緊張しても、以前より早く戻れる。

こうした変化が積み重なることで、姿勢は少しずつ安定していきます。
疲れても戻ってこられる感覚が育ち、身体の土台が整っていきます。

変化のスピードには個人差があります。
長く続いた姿勢の癖ほど、変わるまでに時間がかかることもあります。

でも、方向が変われば、身体の反応も変わっていきます。
焦らず積み重ねることが、戻らない身体への近道です。

COMPASSが大切にしていること

バランスディスクでのトレーニングのイメージ

COMPASSが大切にしているのは、姿勢を一時的に整えることだけではありません。
目指しているのは、頑張らなくても自然に動ける身体です。

身体が安心できる状態になると、「変わりたいのに動けない」という感覚が少しずつほどけていきます。
それは、無理に変えるのではなく、身体が本来の動きを思い出していく過程です。

私たちは、強く正すことよりも、感じることを大切にしています。
そして、その状態を支える筋肉の土台も一緒につくっていきます。

姿勢が整うと、呼吸がしやすくなり、身体が軽く感じられるようになります。
その変化は、見た目だけでなく、日常の動きや気持ちの安定にもつながっていきます。

よくある質問

Q.整体に通っていますが、COMPASSと併用できますか?

はい、併用していただけます。
整体で身体を整え、COMPASSで保てる身体をつくることで、相互に補い合うことができます。

整体後の変化が長続きしやすくなった」という声もいただきます。

Q.姿勢が悪いのは筋力不足ですか?

筋力も大切ですが、それだけでは変わりにくいことがあります。
身体の感覚が鈍っていると、鍛えても必要な筋肉をうまく使えないことがあります。

まずは感じることを通して身体の回路を整え、
そのうえで必要な筋肉を育てることが大切です。

Q.どれくらいで変化を感じますか?

早い方では、1〜3回のセッションで
「呼吸が変わった」「身体が軽い」と感じることがあります。

姿勢の癖が長く続いている場合は、3か月ほどかけて少しずつ安定していくことが多いです。
小さくても、確実に積み重なる変化です。

Q.運動が苦手でも大丈夫ですか?

大丈夫です。
COMPASSでは、激しい運動ではなく、感じながら動くことを大切にしています。

運動が続かなかった」という方にも、無理なく取り組んでいただけます

まとめ

整体を受けても姿勢が戻るのは、施術の質や本人の意志だけの問題ではありません。
脳が、慣れた身体のパターンを優先していることが大きな理由です。

変化を定着させるには、

  • 緩めること
  • 感じること
  • 保てる筋肉をつくること

この3つが必要です。

身体を変えることは、見た目を整えることだけではありません。
感じられる範囲が広がることで、気持ちや行動にも変化が生まれていきます。

仙台で「姿勢を変えたい」「身体の重さをなんとかしたい」と感じているなら、まずは今の身体を知るところから始めてみてください。

COMPASSでは、感じることから身体を整え、
「保てる身体」を一緒につくっていくお手伝いをしています。

一度、自分の身体を感じる体験をしてみませんか?

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